内窓の取り扱い注意〜知っておきたい結露と“窓の特性”のお話〜

内窓(二重窓)は、断熱性・防音性の向上や結露対策として、とても人気の高いリフォームです。

実際に「暖かくなった」「外の音が気にならなくなった」という声も多くいただきます。

一方で、設置後に

「結露が出たけど大丈夫?」

「外窓が濡れているのは不具合?」

「内窓の窓枠が歪んでいる?」

といったご相談をいただくこともあります。

先に結論からお伝えすると、これらの多くは“窓の不具合ではない”ケースがほとんどです。

内窓ならではの「窓の特性」を知っておくことで、安心して長く使っていただけます!(^^)!

今回は、内窓をご検討中の方、すでに設置された方に向けて、

内窓の取り扱い注意点を解説します。


① 結露について…内窓をつければ結露はゼロになる?

そもそも結露はなんで発生するのでしょう。

【体感実験】コップでわかる!窓の断熱実験 〜平塚で感じる“結露”のヒミツ〜

(↑こちらで実験記事あげています)

結露は室内外の温度差が大きく室内の湿度が高い場合季節を問わずに発生します。

これは窓の不具合ではなく、物理的な現象=窓の特性でもあります。

室内の環境によっては、断熱窓を使用していても発生する場合があります。

また、「内窓をつければ結露は完全になくなる」と思われがちですが、実はそうではありません。

内窓を設置すると、

・室内側の窓(内窓)は暖かくなりやすい

・外気の冷たさは外窓側で受け止める

という状態になります。

その結果、結露の発生場所が「内窓側」から「外窓側」へ移動することがあります。

つまり、

✔ 室内側の結露が大幅に減る

✔ ただし条件によっては結露自体がゼロになるとは限らない

というのが正しい理解です。


②内窓をつけても「外窓が結露する」理由

「内窓をつけたのに、外窓がびしょびしょ…」

このご相談はとても多いのですが、ほとんどの場合、窓の不具合ではありません。

内窓を設置すると、

室内 → 内窓 → 空気層 → 外窓 → 外気

という構造になります。

断熱性能が上がった分、

外窓は以前よりも“冷えやすい状態”になるのが特徴です。

そのため、

・夜間や早朝

・外気温が低い日

・室内の湿度が高いとき

こうした条件が重なると、外窓側で結露が発生します。

これは

✔ 内窓がきちんと断熱している証拠

✔ 性能が発揮されている状態

とも言えます。

完全に結露を無くすことは出来ませんが

・換気をこまめに行う

・加湿しすぎない

・室温は適温に保つ

・空気の流れを良くする

といった対策が必要になります。


③ 内窓と外窓の間の気温上昇について

内窓と外窓を長時間閉めた状態にしておくと、外部環境によっては内窓と外窓の間の空気が高温になる場合があります。

その場合は、少し開けて換気を行ってください。

内窓と外窓の間の空間が高温になる事で

・樹脂形材の変形・収縮

・樹脂形材の変色(熱+直射日光による)

・ガラスの熱割れ(【豆知識】知らないと危険?「ガラスの熱割れ」とは

などが起こりうる可能性があります。


④内窓の枠の変形について

夏場に内窓の枠が変形した事例があります。

この原因は日射の影響によって内窓と外窓の中間空気層が上昇したことが現慰安として考えられます。

一度変形した部材は元の状態に戻らない為交換が必要です。

内窓と外窓の中間空気層の温度上昇を軽減するためには外部にすだれや日よけの設置を

行うか小まめな換気が重要です。


内窓を快適に使うためのポイント

知っておくだけで安心

内窓はとても優れた商品ですが、

「万能」ではなく、正しく理解して使うことで本来の効果を発揮します。

✔ 結露は完全にゼロになるとは限らない

✔ 外窓の結露は窓の不具合ではない

✓小まめな換気が重要

これらを知っておくことで、

「失敗したかも…」という不安を感じずに済みます。

また、

・定期的な換気

・適切な湿度管理

・季節ごとの使い方

を意識することで、内窓はより快適な存在になります。

まとめ

内窓は「特性を理解してこそ」満足度が高まる

内窓に関するご相談の多くは、窓の不具合ではなく、窓の特性によるものです。

正しい知識を持っていれば、

✔ 安心して使える

✔ 無駄な心配をしなくて済む

✔ 内窓の良さをしっかり実感できる

内窓は、住まいの快適性を大きく変えるリフォームです。

ぜひ「取り扱い注意点」も含めて理解したうえで、長く快適にお使いください。

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