【体感実験】内窓で変わる「体感温度」って?ガラス表面の温度差から見るエコな暮らし

冬の寒さや夏の暑さ、家の中でも場所によって感じ方が変わることってありますよね。例えば、暖房をつけているのに窓際だけ寒かったり、冷房をつけても窓辺だけ熱気を感じたり。実はこれ、空気の温度だけではなく、窓ガラスの表面温度が大きく影響しているんです。

窓は、家の中で最も「熱の出入り」が多い場所と言われています。壁や屋根はしっかり断熱材が入っているのに対して、窓はどうしてもガラスとフレームだけで外気に近い状態になりやすいからです。そこで注目されているのが「内窓(プラマードU など)」です。既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることで、空気の層ができ、断熱性能がぐんと上がります。

■ 実際にどれくらい違うの?ガラス表面温度の体感実験

実験BOXを用いて実際にガラスの表面温度がどれだけ違うのか、また触ってみてどんななのか、を実験しました。

↓↓実際の実験風景を動画にまとめているので是非見て見て下さい😆↓↓ (Instagram)                         

https://www.instagram.com/reel/DNCy1anSRwo/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

今回の実験では内窓の体感BOXを使って実験を行いました。

箱の中に電球があり、それが太陽と見立てて実験を行います。

1枚目と2枚目の窓ガラスの表面温度の違いを見ます。

1枚目の窓は37.9℃

2枚目の窓は31.5℃

違いは歴然ですね😐この分部屋の中に伝わる熱気は変わってきます。

触ってみます😊

〇1枚目

◎2枚目

1枚目…「あつっ」、熱いです。

近年、温暖化によって夏の気温が上がっていますがガラスの表面温度がこんなになると考えると恐ろしいですね😖

2枚目…「😐⁉、全然熱くないです」

温度でも顕著に違いが出ていましたが、実際に触ってみても大分違うみたいです。

■内窓取り扱いの注意

とても利便性の良い内窓ですが1点注意があります。

窓と窓の間に熱が籠ってしまいフレームが曲がってしまう事例がたまにあります。

対応策としては、定期的な換気が重要です🌟

適度な換気を行う事で部屋にこもった空気も入れ替わり気分転換にもなりますし、熱のこもりを無くせフレームの曲がりを防ぐことが出来ます😊

■ 冷暖房費が本当に変わる?電気代の削減効果

内窓をつけると、暖房が逃げにくくなり、冷房の冷気も外に漏れにくくなります。つまり、冷暖房の効率が良くなるということ。

暖房を20℃に設定しても、窓際の冷気で体が冷えて「もっと暖かくしたい」となることがありますよね。でも内窓でガラス面温度が上がると、その不快感が減るため、設定温度を上げすぎずに済むようになります。

設定温度を1℃下げるだけで、暖房の電気代は約10%節約できると言われています。年間で考えると、決して小さくない差です。

外からの熱気が窓を通して入ってくる量が減るため、冷房が過剰に働く必要がなくなり、結果として電気代が抑えられます。特に西日が強く当たる部屋や2階の部屋では、大きな差を感じる方が多いです。

■ エコな暮らしへ。「快適さ」と「節約」が両立

内窓は、ただ「電気代が安くなる」「結露が減る」というメリットだけでなく、暮らしの快適性も上げてくれます。

・冬、窓際で感じるひんやり感が減る

・夏、外からの熱が入りにくい

・暖房の風量を下げても寒く感じにくい

・結露が減ることでカビ対策にもなる

・外の音が聞こえにくくなり、静かに過ごせる

そしてもうひとつ大切なのが、環境負荷の軽減。

エアコンやストーブの使用を減らせるということは、エネルギー消費を抑えられるということ。結果としてCO₂排出量が削減され、地球にも優しい暮らしにつながります🌎

最近では、「エコで快適な家づくり」が住宅のキーワードになっていますが、内窓はその中でも比較的手軽に導入できる断熱リフォームとして注目されています。

■ まとめ

家の快適さは、温度計の数字では測りきれません。

“人が感じる「体感温度」”を左右するのは、空気の温度だけではなく、壁や床、そして「窓ガラス」の温度です。

内窓を取り付けることで、ガラス表面温度が上がり、体感温度が改善。結果として冷暖房の効率が高まり、電気代が抑えられ、エコで心地よい暮らしへとつながります。

そんな方は、ぜひ一度、内窓の体感実験に触れてみてください。数字だけでは分からない“変化”を、きっと感じられるはずです。

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