【体感実験】コップでわかる!窓の断熱実験 〜平塚で感じる“結露”のヒミツ〜

冬の朝、窓の下にびっしりと水滴がついていたり、ガラスが曇っていたり…。

そんな「結露」に悩まされた経験はありませんか?😖

平塚のように海が近く、湿度の高い地域では、特に結露が発生しやすくなります。

実はその原因の多くが、窓の構造と素材にあるのです。

でも、「窓の断熱性」や「素材の違い」と言われても、ピンと来ない方も多いはずです。

そこで今回は、身近な“コップ”を使って、窓の性能をわかりやすく体感できる実験を行いました。

インスタグラムに動画も投稿しているのでもしよければそちらも見てみて下さい☺

↓↓                                 ↓↓

https://www.instagram.com/reel/DMesN9hSmaL/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

使ったのは、ガラスをイメージした2種類のコップと、フレームをイメージした2種類のコップ。

それぞれに氷を入れて、外側の温度の伝わり方や結露のつき方を観察してみました。

✅シングルガラスのコップとペアガラスのコップ

一重のガラスコップ(シングル・単板ガラス)
二重のガラスコップ(ペアガラス)

まずは「窓のガラス」にあたる部分の実験の説明です。

一重のコップ(シングルガラス)と、二重のコップ(ペアガラス)を用意しました。

シングルガラスのコップに氷を入れると、すぐに外側がひんやり。

20分もすると、水滴がポタポタと付き始め、表面が濡れてしまいました。

氷は溶け、下には水が溜まってしまいました。

次に、ペアガラスをイメージしたコップをみてみます。

こちらはガラスが二重になっていて、ガラスとガラスの間に少し隙間(空気の層)が作られています。

シングルガラスのコップと同じように氷を入れても、外側はあまり冷たくありません。

ガラスとガラスの間の空気層が“断熱材”のような役割を果たし、室内外の温度差をやわらげてくれている為触ってもあまり冷たくないのです。

20分がたっても水滴はほとんどつかず、氷も溶けてはいるけどそんなに溶けていません。

下に溜まっている水を比べると歴然です。

【シングルコップ】氷は溶けてしまっています
【ペアコップ】溶けているけどそんなに溶けていません

シングルガラスに多くついていた水滴は、室内の湿気が冷たいガラスに触れて結露した状態と同じです。

冬の朝、窓の下にできる水たまりも、これとまったく同じ現象です。

実験の結果からペアガラス(複層ガラス)は結露を防ぎ、室内を快適に保つ効果があるということが、わかりました。

✅アルミのコップと樹脂のコップ

アルミのコップ(アルミフレーム)
樹脂コップ(樹脂フレーム)

次は「窓のフレーム(サッシ)」にあたる部分の実験の説明です。

使うのは、アルミのコップと樹脂のコップ。

先程と同じように両方に氷を入れます。

アルミのコップは、手に持った瞬間から冷たさが伝わります。

中に氷を入れると、外側まで一気に温度が伝わり、すぐに結露が発生し始めます。

これは、アルミサッシの窓でよく見られる現象と同じです。

アルミサッシは従来のお宅でよく使用されていました。

アルミは熱をとても伝えやすい素材なので、外気温の影響を受けやすく、

冬は冷え込み、夏は熱を室内に取り込みやすくなります。

一方、樹脂のコップでは、同じように氷を入れても外側はあまり冷たくなりませんでした。

結露もほとんど見られず、手で触れても快適な温度のままです。

これは、樹脂が「熱を伝えにくい」性質を持っているためです。

近年では、こうした樹脂サッシや樹脂とアルミの複合サッシが多く採用され、

断熱性能の高い家づくりが主流になっています。

【アルミコップ】結露がすごいです。
【樹脂コップ】結露は無く、
中の氷もほとんど溶けていません。

この実験から分かるように、窓の性能はガラスとフレームの組み合わせで決まるということ。

そして、その違いは「結露の発生しやすさ」や「室内の快適さ」に大きく影響します。

また、冷暖房費の節約や掃除などのメンテナンスにも関わってきます。

特に平塚のように海風の影響を受け、湿度が高くなる地域では、結露対策はとても重要でしょう。

結露を放置すると、カビやダニの原因になったり、窓枠や壁紙の劣化にもつながります。

一見小さな水滴のようでも、放っておくと住まい全体の快適性や耐久性に関わってくるのです。

実験結果からわかる様に断熱性能の高いペアガラスや樹脂サッシを選ぶことで、結露の少ない快適な空間を保ちやすくなります。

また、冷暖房の効率も上がり、省エネにもつながります。

このように、窓は「光を取り入れるための開口部」ではなく、住まいの“断熱性能を左右する重要なパーツ”なのです。

コップを使ったシンプルな実験ですが、

その結果は、快適な暮らしを支える窓の大切さを実感させてくれるものでした。

🌿まとめ

平塚のような温暖で湿気の多い地域では、窓の選び方ひとつで暮らしの快適さが大きく変わります。

今回のコップ実験を通して、シングルガラスとペアガラス、アルミと樹脂の違いを「体感的に」理解してもらえたのではないでしょうか。

それぞれの違いをよく理解したうえで、ペアガラスと樹脂サッシの組み合わせを選ぶことが家を理解し長く快適に過ごす住まいづくりの一歩になるでしょう。

これから窓リフォームや新築をお考えの方は、ぜひ“断熱性”や“結露対策”を意識した窓選びをしてみてください。

毎日の暮らしが、きっともっと快適で心地よくなるはずです。

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